芥川 竜之介

冬

新字新仮名 約6,415字・読了目安13分

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僕は重い外套にアストラカンの帽をかぶり、市ヶ谷の刑務所へ歩いて行った。僕の従兄は四五日前にそこの刑務所にはいっていた。僕は従兄を慰める親戚総代にほかならなかった。が、僕の気もちの中には刑務所に対する好奇心もまじっていることは確かだった。 二…

作品情報

分類NDC 913
公開日1999-03-01
最終更新2014-09-17
底本 「芥川龍之介全集6」ちくま文庫、筑摩書房
入力j.utiyama
校正もりみつじゅんじ

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