小川 未明

凍える女

新字新仮名 約10,829字・読了目安22分

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一 おあいが村に入って来たという噂が立った。おあいを見たというものがある。また見ないというものがある。見たという人の話によると、鳥の巣のような頭髪を束ねて、顔色は青白くて血の気のない唇は、寒さのためにうす紫色をしていた。背には乳飲児を負って…

作品情報

初出「三田文學」1912(明治45)年1月号
分類NDC 913
公開日2017-03-06
最終更新2017-03-09
底本 「文豪怪談傑作選 小川未明集 幽霊船」ちくま文庫、筑摩書房
入力門田裕志
校正坂本真一

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