稚子ヶ淵
新字新仮名 約4,693字・読了目安9分
もう春もいつしか過ぎて夏の初めとなって、木々の青葉がそよそよと吹く風に揺れて、何とのう恍惚とする日である。人里を離れて独りで柴を刈っていると、二郎は体中汗ばんで来た。少し休もうと思って、林から脱け出て四辺を見廻すとすぐ目の下に大きな池がある…
作品情報
| 初出 | 「早稲田學報」1906(明治39)年3月号 |
|---|---|
| 分類 | NDC K913 |
| 公開日 | 2016-08-13 |
| 最終更新 | 2016-06-10 |
| 底本 | 「文豪怪談傑作選 小川未明集 幽霊船」ちくま文庫、筑摩書房 |
| 入力 | 門田裕志 |
| 校正 | 坂本真一 |
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底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。