小川 未明

点

新字新仮名 約9,091字・読了目安18分

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その頃この町の端に一つの教会堂があった。堂の周囲には紅い蔦が絡み付いていた。夕日が淋しき町を照す時に、等しくこの教会堂の紅い蔦の葉に鮮かに射して匂うたのである。堂は、西洋風の尖った高い屋根であって、白壁には大分罅が入っていた。 日曜になって…

作品情報

初出「新天地」1909(明治42)年1月号
分類NDC 913
公開日2020-08-26
最終更新2022-09-10
底本 「文豪怪談傑作選 小川未明集 幽霊船」ちくま文庫、筑摩書房
入力門田裕志
校正坂本真一

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