小川 未明

森の妖姫

新字新仮名 約3,077字・読了目安6分

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何の時代からであるか、信濃の国の或る山中に、一つの湖水がある。名を琵琶池といって神代ながらの青々とした水は声なく静かに神秘の色をたたえて、木影は水面の暗きまでに繁りに繁り合うている。人も稀にしか行かない処で、春、夏、秋、冬、鳥の啼声と、白雲…

作品情報

初出「趣味」1906(明治39)年7月号
分類NDC 913
公開日2019-04-07
最終更新2019-03-29
底本 「文豪怪談傑作選 小川未明集 幽霊船」ちくま文庫、筑摩書房
入力門田裕志
校正坂本真一

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