室生 犀星

童話

新字新仮名 約11,945字・読了目安24分

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一 「お姉さま、――」 小さい弟は何時の間にか川べりの石段の上に腰をかけ、目高をすくっている姉に声をかけた。 「お前、いつの間に来たの、こちらへ来ると危ないわよ、わたしすぐ足をふいて行くから。」 姉は慌てて今まで流れにひたしていた足をふいて…

作品情報

初出「世紀 第1巻第3号」1924(大正13)年12月刊
分類NDC K913
公開日2013-12-20
最終更新2014-09-16
底本 「文豪怪談傑作選 室生犀星集 童子」ちくま文庫、筑摩書房
入力門田裕志
校正岡村和彦

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