室生 犀星

津の国人

新字新仮名 約35,339字・読了目安71分

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あらたまの年の三年を待ちわびて ただ今宵こそにひまくらすれ 津の国兎原の山下に小さい家を作って住んでいた彼に、やっと宮仕えする便りが訪ずれた。僅かの給与ではあったが、畑づくりでやっとその日を過している男には、それが終生ののぞみであっただけに…

作品情報

分類NDC 913
公開日2014-04-27
最終更新2014-09-16
底本 「犀星王朝小品集」岩波文庫、岩波書店
入力日根敏晶
校正門田裕志

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