室生 犀星

末野女

旧字旧仮名 約13,994字・読了目安28分

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一人の吃りの男に、道順を尋ねる二人づれの男がゐて、道すぢのことで、三人が烈しく吃り合ひながら、あちらの道を曲るのだとか、こちらの小路からはいつて行くのだとか言つて、ちんぷん、かんぷん言葉が亂れて譯が判らなくなつて了つた。吃りといふものは頭で…

作品情報

初出「小説新潮」新潮社、1960(昭和35)年9月1日
分類NDC 913
公開日2014-09-17
最終更新2014-09-15
底本 「はるあはれ」中央公論社
入力磯貝まこと
校正岡村和彦

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