萩原 朔太郎

二十三夜

旧字旧仮名 約3,385字・読了目安7分

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『エ、おい、べら棒な。恁う見えても急所だぜ。問屋の菎蒻ぢやあるめいし、無價で蹈まれて間に合ふけえ』。 大泥醉の粹背肌、弓手を拳で懷中に蓄へ、右手を延ばして輪を畫くと、手頸をぐいと上げて少し反身のかたち。 向合て立つたのは細目の痩形、鼻下に薄…

作品情報

分類NDC 913
公開日2011-07-18
最終更新2014-09-16
底本 「萩原朔太郎全集 第三卷」筑摩書房
入力kompass
校正小林繁雄

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