萩原 朔太郎

立秋

――大沼竹太郎氏ニ捧グル詩――

旧字旧仮名 約132字・読了目安1分

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遠く行く君が手に、 胡弓の箱はおもからむ。 きのふ山より摘みてかへれば、 紫苑はなしぼみて、 すでに秋の愁ひをさそふ。 友よ、 やさしく胡弓を摩り、 遠くよりしも光を送れ。 ああ、わが故郷にあるの日、 終日怒りうゑを感じ、 手を高く蒼天のう…

作品情報

分類NDC 911
公開日2011-08-13
最終更新2018-12-18
底本 「萩原朔太郎全集 第三卷」筑摩書房
入力kompass
校正小林繁雄

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