李 箱

朝

新字旧仮名 約176字・読了目安1分

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妻は駱駄の様に手紙を呑んだまゝ死んで行くらしい。疾くに私はそれを読んでしまつている。妻はそれを知らないのか。午前十時電灯を消さうとする。妻が止める。夢が浮出されているのだ。三月の間妻は返事を書かうとして未だに書けていない。一枚の皿の様に妻の…

作品情報

分類NDC 911
公開日2021-11-08
最終更新2021-10-27
底本 「李箱詩集」花神社
入力坂本真一
校正hitsuji

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