桜間 中庸

城山のことなど

旧字旧仮名 約895字・読了目安2分

この作品を読む Amazonで探す

城山は冬がいゝ。 あの峰の城趾の熊笹原の中に立つて、笹の葉裏を白くかへし、老松の幹をゆるがせて音高く吹き過ぎてゆく風の聲を聞くのはたまらなくいゝものだ。冷たい、身を切るやうな風だ。どこからともなく、どこへともなくの感を眞實、風に感じるのはこ…

作品情報

分類NDC 914
公開日2011-12-26
最終更新2014-09-16
底本 「日光浴室 櫻間中庸遺稿集」ボン書店
入力Y.S.
校正富田倫生

桜間 中庸の他の作品

桜間 中庸の作品をすべて見る →

底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。