陀田 勘助

ある日

新字新仮名 約323字・読了目安1分

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砂糖のような安逸が おれの感覚をにぶらしている 鍋底で倦怠だ! 憂鬱だ! と小声でつぶやいている 若い熱情が下駄の歯のようにすりへりそうだ 残火が火消壺で喘いでいる 短気な意志が放心した心臓をつかんでいる そいつは滓だ おれの食慾がめしを喰…

作品情報

初出「鎖」1923(大正12)年6月創刊号
分類NDC 911
公開日2016-01-23
最終更新2015-12-30
底本 「日本プロレタリア文学集・38 プロレタリア詩集(一)」新日本出版社
入力坂本真一
校正雪森

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