野村 胡堂

銭形平次捕物控

276 釣針の鯉

旧字旧仮名 約14,841字・読了目安30分

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一 「お早やうございます」 花は散つたが、まだ申分なく春らしい薄靄のかゝつた或朝、ガラツ八の八五郎は、これも存分に機嫌の良い顏を、明神下の平次の家へ持込んで來ました。 「大層寢起きが良いな、八。挨拶だつて尋常だし、月代だつて、當つたばかりぢ…

作品情報

初出「オール讀物」文藝春秋新社、1952(昭和27)年5月号
分類NDC 913
公開日2015-12-12
最終更新2017-03-04
底本 「錢形平次捕物全集第三卷 五月人形」同光社磯部書房
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正門田裕志

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