野村 胡堂

銭形平次捕物控

279 持参千両

旧字旧仮名 約15,034字・読了目安30分

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一 「親分の前だが、あつしも今度ばかりは、二本差が羨ましくなりましたよ」 ガラツ八の八五郎は、感にたへた聲を出すのでした。カラリと晴れた盆過ぎの或る日、平次は盛りを過ぎた朝顏の鉢の世話を燒き乍ら、それを手傳はうともせずに、縁側から無駄を言ふ…

作品情報

初出「オール讀物」文藝春秋新社、1952(昭和27)年8月号
分類NDC 913
公開日2015-09-26
最終更新2017-03-04
底本 「錢形平次捕物全集第四卷 からくり屋敷」同光社磯部書房
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正門田裕志

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