野村 胡堂

銭形平次捕物控

278 苫三七の娘

旧字旧仮名 約14,364字・読了目安29分

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一 「へツへツ、親分、今晩は」 ガラツ八の八五郎、箍のはじけた桶のやうに手のつけやうの無い笑ひを湛へ乍ら、明神下の平次の家の格子を顎で――平次に言はせると――開けて入るのでした。それは兩の手で彌造を拵へて、格子をまともに開けられる筈はないか…

作品情報

初出「オール讀物」文藝春秋新社、1952(昭和27)年7月号
分類NDC 913
公開日2015-09-23
最終更新2017-03-04
底本 「錢形平次捕物全集第四卷 からくり屋敷」同光社磯部書房
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正門田裕志

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