銭形平次捕物控
037 人形の誘惑
旧字旧仮名 約14,215字・読了目安28分
一 新吉は眼の前が眞つ暗になるやうな心持でした。二年越言ひ交したお駒が、お爲ごかしの切れ話を持出して、泣いて頼む新吉の未練さを嘲けるやうに、プイと材木置場を離れて、宵暗の中に消え込んで了つたのです。 ――父親が聽いてくれないから、末遂げて添…
作品情報
| 初出 | 「オール讀物」文藝春秋社、1935(昭和10)年2月号 |
|---|---|
| 分類 | NDC 913 |
| 公開日 | 2015-06-10 |
| 最終更新 | 2015-05-06 |
| 底本 | 「錢形平次捕物全集第五卷 蝉丸の香爐」同光社磯部書房 |
| 入力 | 特定非営利活動法人はるかぜ |
| 校正 | 門田裕志 |
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