野村 胡堂

銭形平次捕物控

038 一枚の文銭

旧字旧仮名 約15,277字・読了目安31分

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一 「親分、退屈だね」 「――」 「目の覺めるやうな威勢のいゝ仕事は無えものかなア。此節のやうに、掻つ拂ひや小泥棒ばかり追つ掛け廻して居た日にや腕が鈍つて仕樣がねえ」 ガラツ八の八五郎は、そんな事を言ひ乍ら、例の癖で自分の鼻ばかり氣にして居…

作品情報

初出「オール讀物」文藝春秋社、1935(昭和10)年3月号
分類NDC 913
公開日2016-03-21
最終更新2015-12-24
底本 「錢形平次捕物全集第六卷 兵庫の眼玉」同光社磯部書房
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正門田裕志

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