野村 胡堂

銭形平次捕物控

065 結納の行方

旧字旧仮名 約14,426字・読了目安29分

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一 「親分」 「何だ八、又大變の賣物でもあるのかい、鼻の孔が膨らんでゐるやうだが」 錢形の平次は何時でもこんな調子でした。寢そべつたまゝ煙草盆を引寄せて、こればかりは分不相應に贅澤な水府煙草を一服、紫の煙がゆら/\と這つて行く縁側のあたりに…

作品情報

初出「オール讀物」文藝春秋社、1937(昭和12)年7月号
分類NDC 913
公開日2014-05-20
最終更新2014-09-16
底本 「錢形平次捕物全集第十卷 八五郎の恋」同光社磯部書房
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正門田裕志

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