野村 胡堂

銭形平次捕物控

159 お此お糸

旧字旧仮名 約13,932字・読了目安28分

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一 「さあ大變だ、親分」 ガラツ八の八五郎は、髷先で春風を掻きわけるやうにすつ飛んで來ました。よく晴れた二月のある朝、何處からともなく聞える小鳥の囀りや、ほんのりと漂ふ梅の花の匂ひをなつかしむともなく、江戸開府以來と言はれた捕物の名人錢形の…

作品情報

分類NDC 913
公開日2016-03-18
最終更新2016-01-12
底本 「錢形平次捕物全集第十七卷 權八の罪」同光社磯部書房
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正門田裕志

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