野村 胡堂

銭形平次捕物控

153 荒神箒

旧字旧仮名 約10,857字・読了目安22分

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一 「錢形平次親分といふのはお前樣かね」 中年輩の駄馬に布子を着せたやうな百姓男が、平次の家の門口にノツソリと立ちました。 老けてゐるのはその澁紙色に焦けた皮膚のせゐで、實は三十五六をあまり越してゐないかもわかりません。油氣のない髮を藁しべ…

作品情報

初出「文藝讀物」文藝春秋社、1944(昭和19)年1月号
分類NDC 913
公開日2016-04-25
最終更新2017-03-04
底本 「錢形平次捕物全集第十八卷 彦徳の面」同光社磯部書房
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正門田裕志

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