野村 胡堂

銭形平次捕物控

150 槍の折れ

旧字旧仮名 約14,243字・読了目安28分

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一 「八、何處の歸りだ。朝つぱらから、大層遠走りした樣子ぢやないか」 錢形の平次は斯んな調子でガラツ八の八五郎を迎へました。 「わかりますかえ親分、向柳原の叔母の家から來たのぢやないつてことが」 八五郎の鼻はキナ臭く蠢めきます。 「まだ巳刻…

作品情報

初出「文藝讀物」文藝春秋社、1943(昭和18)年11月号
分類NDC 913
公開日2016-03-14
最終更新2017-03-04
底本 「錢形平次捕物全集第十八卷 彦徳の面」同光社磯部書房
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正門田裕志

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