野村 胡堂

銭形平次捕物控

174 髷切り

旧字旧仮名 約11,933字・読了目安24分

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一 「あれを聽いたでせうね、親分」 ガラツ八の八五郎は、この薄寒い日に、鼻の頭に汗を掻いて飛込んで來たのです。 「聽いたよ、新造に達引かしちやよくねえな。二三日前瀧ノ川の紅葉を見に行つて、財布を掏られて、伴の女達にお茶屋の拂ひまでして貰つた…

作品情報

初出「オール讀物」文藝春秋新社、1947(昭和22)年12月号
分類NDC 913
公開日2016-06-23
最終更新2017-03-04
底本 「錢形平次捕物全集第二十卷 狐の嫁入」同光社磯部書房
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正門田裕志

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