野村 胡堂

銭形平次捕物控

124 唖娘

旧字旧仮名 約12,531字・読了目安25分

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一 「親分」 「何んだ、八。大層な意氣込みぢやないか、喧嘩でもして來たのか」 錢形平次は氣のない顏を、八五郎の方に振り向けました。 「喧嘩ぢやありませんがね、癪にさはつて癪にさはつて――」 「癪なんてものは、紙入に入れてよ、内懷にしまひ込ん…

作品情報

初出「オール讀物」文藝春秋社、1941(昭和16)年8月号
分類NDC 913
公開日2016-09-15
最終更新2016-06-10
底本 「錢形平次捕物全集第二十三卷 刑場の花嫁」同光社
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正門田裕志

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