野村 胡堂

銭形平次捕物控

107 梅吉殺し

旧字旧仮名 約14,678字・読了目安29分

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一 「親分、お願ひだ。ちよいとお御輿を上げて下さい」 八五郎のガラツ八は額際に平掌を泳がせ乍ら入つて來ました。 「何を拜んでゐるんだ。お御輿は明神樣のお祭りが來なきや上らねえよ」 錢形の平次は驚く色もありません。裏長屋の狹い庭越しに、梅から…

作品情報

初出「オール讀物」文藝春秋社、1940(昭和15)年3月号
分類NDC 913
公開日2016-08-02
最終更新2016-06-10
底本 「錢形平次捕物全集第二十三卷 刑場の花嫁」同光社
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正門田裕志

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