野村 胡堂

銭形平次捕物控

106 懐ろ鏡

旧字旧仮名 約13,185字・読了目安26分

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一 「親分、面白い話があるんだが――」 八五郎のガラツ八が、長んがい顎を撫でながら入つて來たのは、正月の十二日。屠蘇機嫌から醒めて、商人も御用聞も、仕事に對する熱心を取り戻した頃でした。 「暫らく顏を見せなかつたぢやないか。どこを漁つて歩い…

作品情報

初出「オール讀物」文藝春秋社、1940(昭和15)年2月号
分類NDC 913
公開日2016-07-29
最終更新2016-06-21
底本 「錢形平次捕物全集第二十三卷 刑場の花嫁」同光社
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正門田裕志

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