野村 胡堂

銭形平次捕物控

205 権三は泣く

旧字旧仮名 約12,461字・読了目安25分

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一 「考へて見ると不思議なものぢやありませんか。ね、親分」 八五郎はいきなり妙なことを言ひ出すのでした。明神下の錢形平次の家の晝下がり、煎餅のお盆を空つぽにして、豆板を三四枚平らげて、出殼しの茶を二た土瓶あけて、さてと言つた調子で話を始める…

作品情報

初出「オール讀物」文藝春秋新社、1949(昭和24)年12月号
分類NDC 913
公開日2017-04-03
最終更新2017-03-11
底本 「錢形平次捕物全集第二十七卷 猿蟹合戰」同光社
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正門田裕志

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