野村 胡堂

銭形平次捕物控

219 鐘の音

旧字旧仮名 約15,564字・読了目安31分

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一 「親分、近頃江戸にも、變なお宗旨があるんですつてね」 ガラツ八の八五郎、何を嗅ぎ出したか、小鼻を膨らませて、庭口からノソリと入つて來ました。 五月の末のある朝、明神樣の森も申分なく繁り合つて、平次の家までが、緑の庭に淀んだやうな日和です…

作品情報

初出「オール讀物」文藝春秋新社、1950(昭和25)年7月号
分類NDC 913
公開日2017-05-10
最終更新2017-03-11
底本 「錢形平次捕物全集第二十八卷 遠眼鏡の殿樣」同光社
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正門田裕志

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