野村 胡堂

銭形平次捕物控

176 一番札

旧字旧仮名 約12,594字・読了目安25分

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一 「親分、あつしはよく/\運が惡いんだね」 ガラツ八の八五郎は、なんがい顎を撫でながら、つく/″\斯んな事をいふのです。そのくせ下がつた眼尻も、天井を向いた鼻も悉く樂天的で、たいして悲觀した樣子もありません。 「大層腐つてゐるぢやないか。…

作品情報

初出「西日本新聞」1947(昭和22)年
分類NDC 913
公開日2017-11-08
最終更新2017-10-25
底本 「錢形平次捕物全集第三十八卷 江戸の戀人達」同光社
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正門田裕志

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