柳田 国男

ひじりの家

新字旧仮名 約2,213字・読了目安4分

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日向路の五日はいつも良い月夜であつた。最初の晩は土々呂の海浜の松の蔭を、白い細かな砂をきしりつゝ、延岡へと車を走らせた。次の朝早天に出て見たら、薄雪ほどな霜が降つて居た。車の犬が叢を踏むと、それが煙のやうに散るのである。山の紅葉は若い櫨の木…

作品情報

分類NDC 380
公開日2013-01-31
最終更新2014-09-16
底本 「日本の名随筆86 祈」作品社
入力門田裕志
校正阿部哲也

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