吉川 英治

紅梅の客

新字新仮名 約7,611字・読了目安15分

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ひとくちに紅くさえあれば紅梅といっているが、あの紅さもいろいろである。ほんとの真紅はまったく少い。かなり紅いのでも花の顔を覗くと中はほの白くて、遠目にするとそれが淡紅に見えてしまう。しかし真の紅梅であれば色はただの緋というよりも黒緋にちかく…

作品情報

分類NDC 914
公開日2013-06-06
最終更新2014-09-16
底本 「花の名随筆2 二月の花」作品社
入力門田裕志
校正川山隆

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