飯田 蛇笏

薄暮の貌

新字旧仮名 約3,590字・読了目安7分

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暦の上では、もう初秋だとは云ふものの、まだ残暑がきびしく、風流を心にたゝむ十数人の男女を打交へた一団にとつて、横浜の熱閙を避けた池廼家の句筵は、いくぶん重くるしさを感ぜしめた。細長い路地に、両側を楆かなにかの生籬にしてあるのはいゝとして、狭…

作品情報

分類NDC 914
公開日2013-01-04
最終更新2014-09-16
底本 「日本の名随筆 別巻25 俳句」作品社
入力門田裕志
校正仙酔ゑびす

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