立原 道造

白紙

旧字旧仮名 約1,774字・読了目安4分

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突然が僕を驚かす。僕はそのとき、發見したのだ。ひとりの少女は、埃りにまざつて電車にのつてゐた。朝の空氣が僕たちの間を流れる。僕たちは、眼と眼で、そつとうなづきあふ。ちようど知らない人間同士がするやうに。それから、僕は、何でもない數字を計算す…

作品情報

初出「こかげ 第3号」1932(昭和7)年9月
分類NDC 913
公開日2020-03-29
最終更新2020-02-21
底本 「立原道造全集 第3卷 物語」角川書店
入力八八十零
校正村並秀昭

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