富永 太郎

鳥獣剥製所

一報告書

新字旧仮名 約3,273字・読了目安7分

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私はその建物を、圧しつけるやうな午後の雪空の下にしか見たことがない。また、私がそれに近づくのは、あらゆる追憶が、それの齎す嫌悪を以て、私の肉体を飽和してしまつたときに限つてゐた。私は褐色の唾液を満載して自分の部屋を見棄てる、どこへ行くのかを…

作品情報

初出「山繭 第三号」1925(大正14)年2月
分類NDC 911
公開日2013-11-07
最終更新2014-09-16
底本 「富永太郎詩集」現代詩文庫、思潮社
入力村松洋一
校正Juki

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