今野 大力

碇泊船

新字新仮名 約152字・読了目安1分

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船腹の色のはげ落ちた惨さは 遠く波濤とたたかって来た 今は疲労になやんで ぐったりと体を伸べたような いたわりの心を感ずる 廃船のようではないか 英蘭の旗を船尾に立てて 見れば船員が二三人 甲板に出て立っている あの船員の眼は碧く 頭髪は褐…

作品情報

初出「旭川新聞」1928(昭和3)年5月31日
分類NDC 911
公開日2015-04-25
最終更新2015-03-08
底本 「今野大力作品集」新日本出版社
入力坂本真一
校正雪森

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