今野 大力

本土の港を指して

新字新仮名 約263字・読了目安1分

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津軽の海風は 暮れ行く夕日の彼方へと連絡船を冷たく吹き送る 桟橋に立ち去り兼ねて見送る人々とも別れて 身をマントに包み 頬をうずめて 物蔭甲板に佇めば 防波堤に点る明滅の灯火も見えずなり 巍然たる函館山の容姿も 次第に海をへだてて 水夫の投…

作品情報

初出「旭川新聞」1928(昭和3)年5月31日
分類NDC 911
公開日2015-06-21
最終更新2015-03-08
底本 「今野大力作品集」新日本出版社
入力坂本真一
校正雪森

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