今野 大力

待っていた一つの風景

新字新仮名 約225字・読了目安1分

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痩たる土壌をかなしむなく 遠き遍土にあるをかこつなく 春となれば芽をだし 夏となれば緑を盛り花を飾る 貧しく小さくして尚たゆまず ただ一つ 秋、凡ての秋において ただ一つ 種を孕んだわが名知らぬ草 精一杯に伸びんとして努力空しく 夏のま中炎…

作品情報

初出「旭川新聞」1928(昭和3)年1月26日
分類NDC 911
公開日2015-06-27
最終更新2015-03-08
底本 「今野大力作品集」新日本出版社
入力坂本真一
校正雪森

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