野村 胡堂

銭形平次捕物控

082 お局お六

旧字旧仮名 約14,112字・読了目安28分

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一 紅葉は丁度見頃、差迫つた御用もない折を狙つて、錢形平次は、函嶺まで湯治旅と洒落ました。 十手や捕繩を神田の家に殘して、道中差一本に、着換の袷が一枚、出來るだけ野暮な堅氣に作つた、一人旅の氣樂さはまた格別でした。 疲れては乘り、屈託しては…

作品情報

初出「オール讀物」文藝春秋社、1938(昭和13)年11月号
分類NDC 913
公開日2014-02-28
最終更新2016-12-14
底本 「錢形平次捕物全集第十六卷 笑ひ茸」同光社磯部書房
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正門田裕志

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