中原 中也

夏の夜の話

新字旧仮名 約1,834字・読了目安4分

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夏も半ばを過ぎてゐた。此処は銀座の裏通りのカフェー、卓子の上で扇風器は、哀しげな唸りをつづけてゐる。 三田村は私の前でさかんに飲んでゐる。その兎のやうな眼を赤くして、折々キヨロキヨロあたりを見廻す。女給達は、今来たばかりの常連らしいひどく冗…

作品情報

分類NDC 913
公開日2018-08-20
最終更新2018-07-27
底本 「新編中原中也全集 第四巻 評論・小説」角川書店
入力村松洋一
校正noriko saito

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