島崎 藤村

雪の障子

新字新仮名 約1,331字・読了目安3分

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めずらしいものが降った。旧冬十一月からことしの正月末へかけて、こんな冬季の乾燥が続きに続いたら、今に飲料水にも事欠くであろうと言われ、雨一滴来ない庭の土は灰の塊のごとく、草木もほとほと枯れ死ぬかと思われた後だけに、この雪はめずらしい。長く待…

作品情報

初出「図書」岩波書店、1940(昭和15)年3月
分類NDC 914
公開日2013-08-13
最終更新2014-09-16
底本 「エッセイの贈りもの 1」岩波書店
入力川山隆
校正岡村和彦

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