吉川 英治

剣の四君子

04 高橋泥舟

新字新仮名 約11,018字・読了目安22分

この作品を読む Amazonで探す

一 熟れた柿が落ちている。何のことから始まったのか、柿の木の下で、兄弟は取っ組み合っていた。 小さい謙三郎は、手もなく、兄の紀一郎に投げつけられて、強かに背を大地へ打ちつけた。 「よくも投げたな」 恥辱だと思うのだ。武士の子だ。転びながらも…

作品情報

初出「講談倶楽部 二月号」大日本雄弁会講談社、1940(昭和15)年2月
分類NDC 913
公開日2014-10-06
最終更新2014-09-15
底本 「剣の四君子・日本名婦伝」吉川英治文庫、講談社
入力川山隆
校正岡村和彦

吉川 英治の他の作品

吉川 英治の作品をすべて見る →

底本情報の詳細は青空文庫の図書カードを参照してください。