吉川 英治

鳴門秘帖

01 上方の巻

新字新仮名 約142,411字・読了目安285分

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夜魔昼魔 安治川尻に浪が立つのか、寝しずまった町の上を、しきりに夜鳥が越えて行く。 びッくりさせる、不粋なやつ、ギャーッという五位鷺の声も時々、――妙に陰気で、うすら寒い空梅雨の晩なのである。 起きているのはここ一軒。青いものがこんもりした…

作品情報

分類NDC 913
公開日2013-04-06
最終更新2014-09-16
底本 「鳴門秘帖(一)」吉川英治歴史時代文庫2、講談社
入力門田裕志
校正トレンドイースト

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