野村 胡堂

銭形平次捕物控

106 懐ろ鏡

新字新仮名 約13,432字・読了目安27分

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一 「親分、面白い話があるんだが――」 八五郎のガラッ八が、長い顎を撫でながら入って来たのは、正月の十二日。屠蘇機嫌から醒めて、商人も御用聞も、仕事に対する熱心を取り戻した頃でした。 「しばらく顔を見せなかったじゃないか。どこを漁って歩いて…

作品情報

初出「オール讀物」文藝春秋社、1940(昭和15)年2月号
分類NDC 913
公開日2019-07-25
最終更新2019-11-23
底本 「銭形平次捕物控(十一)懐ろ鏡」嶋中文庫、嶋中書店
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正noriko saito

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