野村 胡堂

銭形平次捕物控

110 十万両の行方

新字新仮名 約14,192字・読了目安28分

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一 「親分、飯田町の上総屋が死んだそうですね」 ガラッ八の八五郎は、またニュースを一つ嗅ぎ出して来ました。江戸の町々がすっかり青葉に綴られて、時鳥と初鰹が江戸っ子の詩情と味覚をそそる頃のことです。 「上総屋が死んだところで俺の知ったことじゃ…

作品情報

初出「オール讀物」文藝春秋社、1940(昭和15)年6月号
分類NDC 913
公開日2019-09-04
最終更新2019-11-23
底本 「銭形平次捕物控(十一)懐ろ鏡」嶋中文庫、嶋中書店
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正noriko saito

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