野村 胡堂

銭形平次捕物控

091 笑い茸

新字新仮名 約14,307字・読了目安29分

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一 伽羅大尽磯屋貫兵衛の涼み船は、隅田川を漕ぎ上って、白鬚の少し上、川幅の広いところを選って、中流に碇をおろしました。わざと気取った小型の屋形船の中は、念入りに酒が廻って、この時もうハチ切れそうな騒ぎです。 「さア、皆んな見てくれ、こいつは…

作品情報

初出「オール讀物」文藝春秋社、1939(昭和14)年8月号
分類NDC 913
公開日2019-04-14
最終更新2019-11-23
底本 「銭形平次捕物控(十)金色の処女」嶋中文庫、嶋中書店
入力特定非営利活動法人はるかぜ
校正結城宏

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