梶井 基次郎

小さき良心

断片

新字新仮名 約5,409字・読了目安11分

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自分は人通りを除けて暗い路をあるいた。 耳がシーンと鳴っている。夢中にあるいている。自分はどの道をどう来たのかも知らない。つく杖の音が戞々とする。この太い桜の杖で今人を撲って来たんだ。 ここは何という町かそれもわからない。道を曲って、曲って…

作品情報

分類NDC 913
公開日2015-01-18
最終更新2015-02-18
底本 「梶井基次郎全集 全一巻」ちくま文庫、筑摩書房
入力呑天
校正川山隆

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