江戸川 乱歩

D坂の殺人事件

新字新仮名 約22,703字・読了目安45分

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(上)事実 それは九月初旬のある蒸し暑い晩のことであった。私は、D坂の大通りの中程にある、白梅軒という、行きつけのカフェで、冷しコーヒーを啜っていた。当時私は、学校を出たばかりで、まだこれという職業もなく、下宿屋にゴロゴロして本でも読んでい…

作品情報

初出「新青年」博文館、1925(大正14)年1月増刊
分類NDC 913
公開日2016-02-21
最終更新2016-01-01
底本 「江戸川乱歩全集 第1巻 屋根裏の散歩者」光文社文庫、光文社
入力砂場清隆
校正湖山ルル

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