梅崎 春生

黄色い日日

新字新仮名 約25,367字・読了目安51分

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垣根の破れたところから、大きな茶のぶち犬が彼の庭に這入ってきた。お隣の発田の飼犬である。なにか考えこんでいる風に首を垂れ、彼が大切にしている牡丹のところへふらふらとあるいてきたが、その根の辺をくんくん嗅ぎながら二三度廻り、また何となく縁側の…

作品情報

初出「新潮」新潮社、1949(昭和24)年5月
分類NDC 913
公開日2016-04-27
最終更新2016-03-04
底本 「ボロ家の春秋」講談社文芸文庫、講談社
入力kompass
校正酒井裕二

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