谷崎 潤一郎

少将滋幹の母

新字新仮名 約93,241字・読了目安186分

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その一 此の物語はあの名高い色好みの平中のことから始まる。 源氏物語末摘花の巻の終りの方に、「いといとほしと思して、寄りて御硯の瓶の水に陸奥紙をぬらしてのごひ給へば、平中がやうに色どり添へ給ふな、赤からんはあへなんと戯れ給ふ云々」とある。こ…

作品情報

初出「毎日新聞」毎日新聞社、1949(昭和24)年11月16日~1950(昭和25)年2月
分類NDC 913
公開日2016-03-09
最終更新2017-04-19
底本 「少将滋幹の母」中公文庫、中央公論社
入力kompass
校正酒井裕二

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