吉野葛
新字新仮名 約44,281字・読了目安89分
その一 自天王 私が大和の吉野の奥に遊んだのは、既に二十年ほどまえ、明治の末か大正の初め頃のことであるが、今とは違って交通の不便なあの時代に、あんな山奥、―――近頃の言葉で云えば「大和アルプス」の地方なぞへ、何しに出かけて行く気になったか。…
作品情報
| 初出 | 「中央公論」1931(昭和6)年1月~2月 |
|---|---|
| 分類 | NDC 913 |
| 公開日 | 2016-02-04 |
| 最終更新 | 2016-01-01 |
| 底本 | 「ちくま日本文学014 谷崎潤一郎」筑摩書房 |
| 入力 | kompass |
| 校正 | 酒井裕二 |
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